うつ病を治療するのであれば、クリニック選びが重要なポイントとなってきます。精神科医のプロフィールなどをチェックしておきましょう。また、治療の流れについても覚えておくと便利です。
精神疾患の中でも有名で、患者数も多いのがうつ病です。この病気にはいくつかの種類があるので、チェックしておきましょう。種類によって特徴も変わってきます。特徴を把握しておくことによって、病気の早期発見に役立つでしょう。まず、冬季うつから紹介していきます。冬季うつは、冬場に症状が現われる種類です。また、冬場以外は、いたって健康に生活することができるでしょう。特定の季節にだけ発症するのです。また、時期としては、10月頃から12月頃に発症し始めます。一般的に気温が低くなり、本格的に寒さを感じ始める季節に発症するのです。その為、3月頃から暖かくなってくると、症状は治まります。元の健康な状態に戻るのです。うつ病の中でも特殊な種類と言えます。冬場だけ症状が現われる方は、この病気をチェックしておくと良いでしょう。冬季うつの原因として考えられているのがバイオリズムの変化です。冬場になると、日照時間が短くなるため体内のバイオリズムが狂ってしまいます。バイオリズムが狂うことで、体内分泌物も正常に分泌されなくなるでしょう。このような影響から、病気を発症してしまうとされています。冬季うつは光照射療法でバイオリズムを正常に戻せば、治療することができます。
仮面うつは発見が遅れてしまうことが多い種類のうつ病です。仮面うつの場合、心の症状よりも先に、体の症状が現われてしまいます。そのため、精神疾患だとは気付かない方も多いのです。原因不明の体の症状に苦しんでいる方は、仮面うつをチェックしておきましょう。精神科や心療内科などで治療することができるはずです。症状としては頭痛や動悸、肩こりに手足の痺れなどが挙げられます。他の病気の初期症状と似たような症状が現われるでしょう。その為、病院を転々としてしまうことも少なくありません。原因を特定するのも難しいのです。表面的な治療では、完治させることができないでしょう。病気が進行していくと、心の症状も現われるようになります。この時点でようやく仮面うつであることに気付くのです。仮面うつは、発見が遅れやすいということを、よく覚えておくようにしましょう。心の変化を観察することによって、早期発見をすることができるようになります。
退行期うつは、高齢者に多い種類のうつ病です。近年、高齢者が増えてきていることも影響し、増加傾向にみられます。家族や知人など、高齢者が身の周りにいる方はチェックしておきましょう。退行期うつは60歳から65歳にかけての高齢者に多い病気とされています。基本的に身体の衰えによって、強く死を意識し始める年齢です。この年齢になると、若い頃にはできていたことがだんだんできなくなってくるでしょう。身体の能力の低下を実感することによって、ショックを受けてしまいます。心が大きく揺れ動いてしまうのです。強いストレスを生じさせてしまうでしょう。基本的に仮面うつに発展しやすい種類だと言えます。また、高齢者の場合は、身体の症状を年齢のせいにしてしまいがちです。そのため、病気に気付くのが遅くなってしまいます。また、身体の衰えを実感することにより、微小妄想にとらわれてしまうことが多くなるでしょう。自分のことを、必要以上に過小評価してしまうのです。また、高齢者は孤独を感じやすいとされており、症状の進行スピードを早めてしまう原因となります。できるだけ、周囲の人間が話をきちんと聞いてあげることが大切なのです。
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